FMD測定をご存知ですか?

FMD測定とは

FMD測定とは Flow-Mediated Dilatation : 血流依存性血管拡張反応の略で、非侵襲的に血管の内皮機能を測定する方法です。超音波診断装置を用いて次のように測定します。

  1. 安静時の上腕動脈の血管径を測定する。
  2. 上腕または前腕部を5分間駆血する。
  3. 駆血解除後、最大拡張期の血管径を再度測定する。
  4. (1)と(3)の血管径を比較し、血管の拡張率を%FMDとして表す。
  1. 血管径を測る
  2. 5分間駆血する
  3. 駆血解除後、最大拡張期の血管径を測る
特徴:血管の柔らかさを数値化することによって、早い段階で動脈硬化の傾向がわかる

動脈硬化早期発見に貢献します

FMD測定は、血管内皮機能を非侵襲的に調べることができるため、動脈硬化に進展する前の段階である、血管内皮細胞の機能障害が起こる段階でその傾向を把握することが可能であり、動脈硬化の予防・診断に活用できる他、数値化できることから治療効果の判断の目安にもご活用いただけます。

今、このFMD測定が注目を浴びています

FMD測定が血管内皮機能の測定に有用であることは知られており、それに関する研究発表も多数ありました。2002年に欧米でガイドライン(JACC, Vol.39, 2号. 16/Jan/2002,P257-265)、2006年には日本版のガイドライン [Jpn J Clin Pharmacol Ther 38(5) Sept 2007]も発表されて、FMD測定に関する方法が細かく定められています。さらに、2009年には高血圧治療ガイドラインにFMD測定が追加されました。

このようにFMD測定は現在、世界的にも注目されている検査です。