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心血管病予防のための血管不全診断基準の策定と普及

題名 心血管病予防のための血管不全診断基準の策定と普及
著者 田中 敦史 (佐賀大学 循環器内科)
出典 上原記念生命科学財団研究報告集,35 (2021)

https://www.ueharazaidan.or.jp/houkokushu/Vol.35/pdf/report/185_report.pdf

血管内皮機能を指標とした生理学的検査としてFMD(①)とRHーPAT(②)を取り上げ、血管平滑筋機能を指標とした生理学的検査としてPWV(③)とCAVI(④)を取り上げた。
それぞれの検査法について、各検査法のコンセプトと心血管リスクファクターや心血管疾患リスクとの関連について過去の文献レビューを通じ、正常値・境界値・異常値を設定した。

①FMD基準値 : 正常値7%以上  ・ 境界値4~6.9%   ・ 異常値4%未満

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jocp/49/3/49_137/_pdf/-char/ja

②RHI基準値  : 正常値2.10以上 ・ 境界値1.67~2.09   ・ 異常値1.67未満
③PWV基準値 : 正常値14m/s未満 ・ 境界値14~17.9m/s ・ 異常値18m/s以上
④CAVI基準値 : 正常値8.0未満   ・ 境界値8~8.9    ・ 異常値9.0以上

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